115270(若返る女・成長する少女8掲載)

俺はしがないサラリーマン。今日は、休日ということもあって、朝からソファーに座って娘とテレビを見ていた。見ているのは、小さな女の子向けのアニメだ。

「面白いか、美佐?」
「うん!」

そうか…俺にはさっぱり面白くないけどな…そろそろ、俺の部屋に行って少し仕事しようかな?

《ブルルル》

俺の携帯にメールが届いたようだ。バイブが震えている。なになに?

「アナタの理想の女性を、手に入れませんか?こちらの番号までアナタの理想を送ってください:115270」

なんだ、イタズラメールか。まあ、一通SMSを送ったところで、来るのは架空請求くらいだろうし、
それを無視するのもまた一興だ。今はやることが無さ過ぎて、もってこいだ。

『若くて、ボンキュッボンの可愛い子』

と…送信!ん?送信失敗?なんだ。番号すら架空か…

「美佐、そろそろお仕事するから、お父さん…」

あれ?娘が全く反応を見せない。

「美佐?」

《ググッ…》

な、何だ!?美佐の背が伸びている。隣に座っているから、間違いない。頭の位置が、どんどん上がっていく。
それに、腕も服から飛び出し、床から浮いていた足底がドンッと床に付き、髪もとんでもないスピードで伸びている。

服も、サイズが合わなくなって、お腹がはみ出している。ものすごくきつそうだ。

そうこうするうちに、美佐の体は、20代の大人の体になっていた。もしかして…あの『理想の女性を手に入れる』…って…
だけど、今の美佐は、貧乳にも程があると言いたくなるほどペッタンコだ。俺が言ったのはボンキュッボンだぞ?

《プクッ》

ん、今度は、乳首のあたりが、テントのように膨らんでいる。それは段々大きくなっている。

《ビチッ》

大きくなるのが止まったかと思うと、そのテントを支える胸板全体が膨らんで、すでにきつそうな服が、襟から破れた。
明らかに、美佐におっぱいが形成されている。だけど…

《ブルンッ!ブルンッ!》

美佐のおっぱいは、膨らんでいくと同時に、大きく揺れている。それに、その大きさも、美佐の顔の大きさに近づいている。
こんなに、大きくしてくれなんて言ってないぞ…まあ、これくらいが一番好みだけど…

《ビリッ》

その大きな膨らみの下で、ズボンが破れる音がした。そちらを見ると、ムギューッっと尻が膨らんでいるのが分かった。
腰自体や足も太くなって、ソファーの上がムチムチとした肉で覆われていく。そこには、グラビアアイドルが可愛く見えるような、
体型はグラマラス、顔は童顔の美少女が座っていた。数分前まで小学生だったのが、考えられないほどに、性欲的な魅力に満ちていた。

体の変化が終わると、服が自分で意思を持ったように、形を変え、豊かになった美佐の肢体を包み込んだ。
丈を短くすることで、太さを補ったみたいで、そのくびれたウエストや、太ももから下は丸出しだった。

「あははっ」

うわ、びっくりした。いきなり、美佐が声を出して笑った。

「美佐?」
「どうしたの、パパ?」
「いや、美佐の体…」
「美佐の体が、どうかしたの?」

美佐は、自分の豊満な肉体を眺めている。

「なにも変じゃないよ、パパ」
「えっ!?」

そのスラッとした手で、全身を探るように触っている美佐。何もかも変だろ!いや…いいか…

「美佐、何歳だったっけ?」
「んーっと、6歳!」

精神年齢は全く変わってないようだ。

その後も、アニメを楽しそうに見ている美佐を、その巨大な胸を揉みたいという衝動を抑えながら、
じっくり鑑賞した俺こと、実にダメな父親だった。

路地裏の誘惑(若返る女・成長する少女8掲載)

俺はしがないサラリーマン。
今日も仕事が終わって、夜道を帰る途中だ。

「お兄さん、ちょっと遊んでいかない?」

いきなり路地裏から俺を誘うような、でもキャバ嬢にしてはものすごく幼い声が聞こえた。
そっちを見ると、小学生のような小さな子が手招きをしている。こんな夜に、何やってるんだ…?

「ほら、おいでよ」

途端に手を掴まれ、路地裏に引っ張り込まれた。

「おい、何するんだ、君」
「あのね、お兄さんの、セーエキが欲しいの」
「はっ!?」

今、何て言った!?精液!?何で、こんな小さな子が!?

「私、こう見えても、淫魔なの」
「…へっ?」

どう見ても、ただの小さな子だ。なんだ、ただのごっこ遊びか。こんな酷いごっこ遊びも…
あってたまるか!親の顔が見てみたい!

「む、信用してないね」
「あのね、こんな夜にお外で変な遊びをしちゃいけないよ?」
「こうなったら、力ずくでわからせてあげるわ!」

《ガンッ!》

イテッ!な、何が起きたんだ?後頭部に、ものすごい痛みが…いつのまにか、俺は倒されてる…
そして、女の子が覆いかぶさってきてる…もしかして、押し倒された?

「おーなかなか立派じゃない、あなたの得物」

ん?得物…?あっ!俺の男性の象徴が、ズボンから引きずり出されて、女の子に掴まれている。

「今から、気持よくしてあげるわ…」

《シコシコ》

「こ、こするなっ…」

そんな…あ…っ!やめっ…なんだっ…この子、ウマ過ぎ…これじゃすぐに…

「だいぶ、硬くなってきたね…」
「で、出ちまう!」

《ピューッ》

そんな、俺…こんな小さい子に…ん?こいつ、しゃぶりついて来てる…?明らかに、出ているものを飲んでいる…

「なかなか…いいね…んっ…きた…」

女の子が、俺の息子を開放した。やっと、この場から立ち去れる…いや…何だっ!?

《ムクッムクッ》

女の子の服の胸の部分が、異常なスピードで膨らみ、服が引っ張られている。すぐに、ビリッ!と服が破け、
Hカップほどになったおっぱいが、俺の目の前に姿を現した。

「こんなに、大きくなるなんて、お兄さん、すごいね」

そういう彼女の顔が、途端に淫魔と呼ぶにふさわしい妖艶なものになった。

「おしりも、すごく大きくなると思うよ…ほら…」

彼女はそう言って、俺の腕を、お尻に手が触るように持っていった。トクントクンと脈拍が伝わってきたかと思うと、
俺の手の中で、ボワンッとお尻が膨らみ、俺はそれを鷲掴みするような格好になった。柔らかい…

「あはは…太ももも、触ってみてよ…」

淫魔が俺の腕をまた動かし、太ももに触らせる。それと同時に、ほそかった彼女の足が、
プクーッと膨れていき、柔らかい脂肪がたっぷり付いた太ももを形成していく。ああ…もう、耐えられない…

《ガシッ》

「あ、お兄さん、やる気になってくれた?嬉しいな」

俺は、無意識のうちに、もう片方の手で、淫魔の豊かな果実を、掴んでいた。もう、何がどうなっても良い。

「お兄さん、ゆっくりたっぷり、楽しんでね…」
「あぁ…」

こうして、俺は淫魔に、快楽の代償に魂を、いや精液を売ったのだった。

同僚の秘密(若返る女・成長する少女8掲載)

俺はしがないサラリーマン。今日も朝から出勤だ。

「よし、ここなら誰にも発見されるおそれはないな」

ぼーっと歩いていると、路地裏から女の子の声が聞こえてくる。
見てみると、小学生くらいの小さな女の子が、こっちから見て、横を向いて突っ立っていた。
こんな朝から、何やってるんだ?ちょっと見ていくか。

「プロトコル1091045-1000、開始」

何だ、宇宙人ごっこかな?それにしちゃ気合入ってるな。あの子、目を閉じたし、もうちょっと近づいてみよう。

《ググッ…》

な、何だ…?女の子の背が、伸びている気がする。俺、まだ寝ぼけてるのか?いや、服とズボンの間にへそが見え始めてる。
確実に伸びている。足も、ズボンから段々、その素肌をのぞかせ始めている。

《ビリッ…ビリッ…》

服が、破け始めてる。女の子の体が、大きくなって、耐え切れなくなったみたいだ。
腰が大きくなって、何もなかったはずの胸にも、膨らみがついてる…これって…ただ大きくなってるんじゃなくて…成長してる…?

《ビリッ…ビリーッ!》

胸がムクーッと大きくなって、その拍子に服の破れ方が大きくなった。ズボンの方も、縫い目が段々ほころんで、中の肌が見えてきた。
でも、結構苦しいはずなのに、その子の、ちびっ子のようだった、今は思春期の顔は冷静そのものだ。

膨らんでいる胸は、周期的に空気が入れられるようにムクッ、ムクッと大きくなって、そのたびに揺れる。その揺れも、段々増長されて…
いかん…こんな朝から…勃ってきた…
足も、筋肉や脂肪が発達しているのか、すっと下まで伸びていたのが、次第に凹凸が付いてきた。ズボンの縫い目に掛かっていた糸が、切れ始めて…

《プツプツッ…プツッ…パンッ》

ズボンが彼女の体から落ち、パンツが丸見えになった。そして、その途端に、束縛から解放されたかのようにお尻がボンッと大きくなる。
パンツは悲鳴を上げながらも何とか耐え切った。

俺が胸に視線を戻すと、その大きさは、グラビアアイドル並みになって、ブルンブルンと揺れていた。服もほとんどが破れ落ち、
多少筋肉質なその胴体はキュッとくびれている。身長も、俺より少し低いくらいになった。先程の少女からは想像もできないほどに、
色気が漂ってくる。顔も、スッキリとした大人のそれになっていた。…待てよ、あの顔、どこかで見たことが…

「プロトコル完了。継続して、プロトコル1091045-10を開始」

また何かを口走った。さっきの幼い声とは違う、魅惑的な、どこか、聞き覚えのある声だ。
地面に落ちていた服が、解けてドロッと水銀のような銀色の液体金属になり、融合している。そして、ベチャッと、豊満な体を銀色に包み込んだ。
大きなおっぱいは、ギュッと持ち上げられ、伸びた髪が、纏められ、結い上げられている。体に付いていた銀色は、黒に染まり始め、
スーツの形になって、固まった…間違いない、あの人は…

「プロトコル、完了。出勤開始…ん?」

しまった、気づかれた!

「お前、見たな…?」
「な、何も見てません!」

一環のオシマイだ!光線銃でも出てきて、消し炭にされるんだろう、俺…
ん?その人は、首を傾げて、考えるような表情でこっちを見ている。

「…人体情報特定…人格構成開始…完了…あ!あなた!うちの会社の、春日部くんじゃない!」
「は、はい!」

やっぱり、会社でよく見るあの人だ!あんまりおっぱいが大きいから気になってたけど。でも、何で、俺の名前を知ってるんだ…?

「私、益戸って言います!近くに住んでたんだ!」
「え、えぇ…奇遇、ですね…」

あれ、ひょっとして、この人、変身を見られたの、誤魔化そうとしてる…?

「あの…何で、俺の名前を?」
「私、ずっとあなたの事が気になってて…これから、よろしくね!」
「あ、よろしく…」

とりあえず、今殺されることはなさそうだ。

大鑑巨人主義!前編

ここはとある巨大テレビ局の仮眠室。取材続きの疲れの中、俺はぐっすり寝ていた。が…

ドーンッ!!

「な、なんだなんだ!!」

俺は、大きな揺れに飛び起きた。そのゆれは地震のように長く続かず、すぐに収まった。俺が寝ていた仮眠室に、編集長が飛び込んできた。

「おい、スクープが取れるぞ、早くヘリに乗れ!」
「は!?」
「いいからはやく!」

俺は編集長に怒鳴られるままに、取材ヘリが収容してある屋上へと向かった。ヘリコプターはすでにローターを起動し、すぐに飛び立てる準備がしてあった。

「お、渡辺!お前つい3時間前まで徹夜の取材してたのに大丈夫か!」

パイロットの岡部が、ヘリコプターの方に走ってくる俺を見て笑った。あいつだって、同じ取材で疲れきってたはずなのに。

「編集長に言われたんだよ、それで、なんだよスクープって、さっきの揺れと関係有るのか?」
「あ?なんだお前、知らないのか。まあ離陸すればすぐ分かるさ」

俺が寝ている間に多くのことが起きたかのように言われた。地震か?それとも火山の噴火?疑いながらも、ヘリのカメラの後ろに腰を下ろし、ヘッドセットに喋った。

「いいぞ、さっさと終わらせよう!」
「ふん、きっと驚くぞ」

ローターの回転数が上がり、ヘリはヘリパッドを離れた。テレビ局の屋根が離れていく。

「な、なんだありゃ……!」
「すげーだろ」

隠れていたテレビ局の下の風景が一気に広がったが、見えたのはいつもの港や町並みだけではなく、なにかすごく大きいもの。いや、明らかに人間なのだが、そのスケールは俺の常識をはるかに上回っていた。こんなの、テレビの特撮もの以外で見たことがない。

「あれは……女性か……?」

そこには、東京タワーより少し背が低めで、体型的には長身、緑なす黒髪は、中層ビルほどの高さにある腰まで伸びている。弓を持ち、矢筒を背中に抱えていることから、射手なのだろうが、あの矢は高層ビルすら貫き通すだろう。全体的に赤を貴重とした射手の服の上に、黒い大きな胸当てを当てている。足の方は、何やら下駄のような、はたまた軍船の艦首のような、何かを履いている。それに、何だろう。肩から下げている盾には、まるで旧型の航空母艦のような……

「お、おい、寝ぼけてんのかよ!さっさとカメラを回せ!」
「はっ!俺としたことが……」

俺がぼーっと「ソイツ」を眺めているのを見かねて、岡部が言ってきた。といっても、どこを撮ればいいのやら。そのものすごく戸惑っている顔か、胸当てがあってもわかるようなふくよかな胸か、それともニーソックスに包まれた健康的な脚か……どうにもこうにも、全身が大きすぎてカメラに収まりきらない。身長が250mはありそうだ。

「こ、ここは東京、ですよね……?多分、あれが陛下のおわします所で……じゃあ南に行けば……」

少し動くだけで何もかも破壊してしまいそうな大きな体とは裏腹に、汚れのない、どこかにプライドを漂わせる声で、彼女は独り言をつぶやいた。どうやら、東京を破壊しに来た無慈悲な生物では、少なくともないらしい。

「南って……どっちです……?」

なんだろう、何かかわいそうになってきた。半分涙声になってきたその巨人に、俺は話しかけてみることにした。

「おい、岡部、もう少し近づけるか?」
「大丈夫かよ、あんな大きいのに近づいて……」
「スクープを取りたいんだろ、俺が独占インタビューしてやるからさ!」
「なにバカなこと言って……ああもう、近づきゃいいんだろ!?」

岡部は機体を動かし、彼女に近づいていった。200mくらいになったところで、あちらもこちらに気づいたようだ。

「な、なんですか?この飛行機……?何で浮いてられるんですか……?すごいです!」

こんな状況でも好奇心いっぱいなのか、顔を近づけてきた。おかげで、喋りやすくなった。俺は拡声器の電源を入れ、巨人に向かって叫んだ。

「あの!!お名前をお伺いしても!?」
「ひゃっ!?」

いきなり声を出したせいで、巨人がたじろいだ。それで一歩後ろに退いてしまい、その足からドーンッ!という轟音が聞こえてきた。みると、下のビルが粉砕され、跡形もなく消え去っていたのだ。

「ああ……大丈夫ですよね……?」
「ああ!!この地帯は避難命令が出て誰も居ないはずだから!!それよりもお名前!!」
「あ、私は、連合艦隊、第一航空戦隊の赤城と申します。母港を探していたら……いつの間にかここに……」

赤城?ミッドウェー海戦で喪失したことで、連合艦隊の能力が大きく低下してしまったという、あの赤城?

「あの、赤城は航空母艦のはずで、こんな大きな人間女性ではないですよね?」
「……信じられないとは思いますが、私も信じられないのです。人間の形を持つことになるなんて、夢にも思っていませんでした。だけど、現にこうなってしまったのです。横須賀に、横須賀に帰らないと……」
「横須賀、ですか……」

神奈川の大きな米軍基地がある、今の横須賀。もし彼女が旧日本軍の空母であったとして、母港のほとんどが敵国の基地になっていると知ったら、どうなることだろうか。

「あ、そうですよ、あなたならどちらにあるかご存知ですよね?」
「うっ」

本当に案内すべきか迷った。日本に現れた巨大女が、米軍の基地を壊滅させる、なんて、とんだ大事件だ。しかし、横須賀まで飛んでいける燃料はあるし、他の海上自衛隊の基地を見せても納得しないだろうし……今さらこのネタを逃すわけにも行かない。

「いいでしょう、ただし、できるだけ市街地に被害は出さないようにしてくださいね!」
「え、ええ、それはもちろん……」

俺は岡部の方にアイコンタクトをした。岡部は肩をすくめて、横須賀に進路をとった。

「では、ついてきてください」
「はい、ってうわぁ!!」

いきなりのハプニングだ。赤城は低層ビルにつまづいてしまい、天王洲アイル駅の真上に倒れてしまった。東京モノレールの線路はポキッと折れ、埋立地の弱い地盤はえぐられ、手を突いた先の首都高の橋桁は破壊されて下の運河に落ちていってしまった。

「あいったたた……」

本人は痛がっているが、真下の人の安否が心配だ。それにどう転んでも、この地帯の修復には何週間もかかるだろう。だが、それは俺の知ったことではない。コミュニケーションが成功した今、赤城自体のことをまともに取材できる一員になったのだ。下の被害は誰か他の奴らがやってくれるにちがいない。

「すみません……本当に……」

すぐに立ち上がった赤城のスカートにはモノレールの車両がひしゃげてくっついていたが、赤城が払うとぺろっと落ちていき、地面に激突して粉々になった。

「多分、大丈夫ですから……」
「気をつけます……」

赤城は履物を運河の水面に付けた。すると履物は沈むこと無く赤城の体重を支え、赤城はスケートをするように運河の上を流れ始めた。

「じゃあ、行きましょうか」

赤城はそのまま、東京湾のほうに滑っていった。(つづく)

変身描写だけ書きたい!(TS1)

「やっぱり偽物だったのかなー、あんなに安い薬で、1000円もしない錠剤で性転換できるわけなかったんだ」

薬を飲んで10分しても、効果は現れなかった。結局、夜が来てしまいベッドに横たわる尊(たける)。

「女の子になってたらどうなってたんだろう」

そう考えている彼は、自分の脈拍が早くなってきているのに気づいた。

ドキドキドキドキ……

「どうしたんだ、僕……なんか、変……」

自分の胸を見てみると、その心臓の動きがはっきりと見えるほど大きな脈を打っている。

「はぁ……はぁ……まさか、今頃……うぅっ……!!」

その鼓動の大きさは、一回ごとに尊に衝撃を与えるほどになっていた。彼の意識は朦朧としていたが、その痛みで身を捩ってしまう。

「くるし……いたっ……ああっ!!」

今やドクドクと動いているのは胸だけではなかった。その腕、足、そして顔すらも、定形を失って、ときおりボコッと何かが浮き上がっては沈んでいくようなうごめき方をしている。それに、全身の骨からギシギシメキメキときしむ音が聞こえ始めている。髪は下に引っ張られるように毛根が痛み出し、伸長を始めていた。

「くぅっ……こんなに痛い……なんてぇっ!」

ついに筋肉や骨から来る痛みに耐え切れなくなった尊は、ベッドの上でバタバタと身悶えてしまう。服で隠れて見えないその男としての小さな乳頭も、他の部分と同じように普通の女性よりも大きくなったり、はたまた赤子よりも小さくなったりと、左右バラバラに膨縮を繰り返すようになっている。指の長さすらも元からかなり逸脱している。まるで、尊の中で薬が暴れ回り、そこらじゅうを中から蹴ったり、殴ったりしているようだった。

「ああっ……あああああっっ!!!」

そして突然胸が盛り上がり始め、丸い膨らみがパジャマを引っ張り、引きちぎらんばかりに押し上げていく。その上で成長と萎縮を繰り返すことを止めない乳首がビクンビクンと暴れ回り、パジャマはそのせいでギチッギチッと悲鳴を上げる。膨らみは尊が激しく体を動かす慣性の力で、ブルンブルンと揺れている。

「うぐっ……ううううっ!!」

パジャマが上に引っ張られて見えていた、腹筋が発達した腹部が変形していく。その割れた筋肉はグキリグキリと、見えない力に潰されるように、部分部分が消滅していく。それと同時に、横からもギュッと腰が握られるように幅を縮め、一気にくびれる。生えていた体毛はスッと中に吸い込まれ、あとにはきめ細かい肌が残った。

「あぅっ……ぐぎゅぅうううう!!」

高くなっていく声で尊は叫び続ける。その尻が、胸と同様丸く膨らみ始め、パジャマの尻の部分を一杯にしていく。ブクッブクッと左右がそれぞれに大きくなって、キュッと張力が出る。腿の部分にも十分すぎるほどの脂肪がついて、その縫い目からブチブチッと糸がほつれる音が聞こえた。

「はっ……はっ……」

叫びすぎて酸素が不足し、もう声が出なくなっているが、それでも全身のうごめきは止まらず、先程から胸を圧迫する乳房も、大きくなり続ける。が、一瞬で引っ込んだ。

「はぁ……はぁ……むね……が……」

尊は苦悶の表情のままだが体を動かすのをやめ、胸を押さえた。

「あ、ああっ……」

平になっていた胸が、最初の心臓の動きのように鼓動する。そして、

「ああああああっ!!」

尊の叫びと同時に、ぼぎゃんっ!!と内部で爆発が起こったようにバスケットボール大まで瞬時に爆膨した。パジャマはそれに耐えきれるはずもなく、乳房がバインッと外に飛び出し、さらに一回り急拡大して、バランスボール並みのサイズになってしまった。そうなったところで、激しい脈拍は元に戻り、体のうごめきも止まった。

「おわ……った……のか……」

尊は身長はそのまま、男の特徴は失い、逆に女の特徴が過激なほど存在している全く別の人間になっていた。着く所に付き過ぎた脂肪と、かなりくびれた腰。それに、爆乳を超えた「超乳」と呼ばれるほどの大きさの、体にのしかかるような乳房。やすい薬で済ませようとした代償として、移動の自由をほぼ根こそぎ奪われてしまったのだった。